C02班
C02班: SOI技術を用いたイメージセンサの重粒子線への応用
炭素線を用いた重粒子線がん治療は、より患者の“生活の質(QOL)”を重視した 低侵襲のがん治療法として近年大きな注目を集めている。実際の治療では、 加速された炭素線が様々な機器を通過する過程で様々なエネルギーの放射線 が混在し、治療用炭素線場を形成している。この線質はビームライン機器や 体内の物質によって変化する。本研究では、治療用炭素線場の物理線量・線質を 同時に測定でき、臨床線量の直接推定が可能なSOI技術を用いた イメージセンサを新たに開発し、炭素線場応答を含めた性能評価を行う。 これにより炭素線場の理解を飛躍的に向上させる計測基盤技術を 確立することを目的とする。
メンバー
研究代表者:松村 彰彦
群馬大学 重粒子線医学推進機構 研究員
SOIイメージセンサの炭素線に対する応答調査・研究総括
http://heavy-ion.showa.gunma-u.ac.jp/index.php
連携研究者:初井 宇記
理化学研究所 データ処理系開発チーム チームリーダー
炭素線用イメージセンサの開発
http://www.riken.jp/research/labs/rsc/xfel/beam_line/data/
連携研究者:桐原 陽一
理化学研究所 データ処理系開発チーム 特別研究員
炭素線用イメージセンサの開発
http://www.riken.jp/research/labs/rsc/xfel/beam_line/data/
連携研究者:工藤 統語
理化学研究所 制御系研究開発グループ 研究員
炭素線用イメージセンサの開発
http://www.riken.jp/research/labs/rsc/innov_light_src/ctrl_sys_inf/
連携研究者:阿部 利徳
高輝度光科学研究センター XFEL推進室 研究員
炭素線用イメージセンサの開発
http://www.jasri.jp/ja/
連携研究者:亀島 敬
高輝度光科学研究センター XFEL推進室 研究員
炭素線用イメージセンサの開発
http://www.jasri.jp/ja/
論文等
- S.N. Nakamura, A.Matsumura et al., “Observation of the 7 LHe hypernucleus by the (e,e‘K+) Reaction”, Pys. Rev. Lett. 110, 012502-1 – 012502-5(2013)
- Nuruzzaman, A.Matsumura et al., “Nuclear transparency and effective kaon-nucleon cross section from the A(e,e'K+) reaction”, Pys. Rev. C 84, 0152101-1 – 015210-7 (2011)
- O.Hashimoto, A.Matsumura et al., “Binding Energy of 7 LHe and Test of Charge Symmetry Breaking in the LN Interaction Potential", Journal of Physics 312, 022015 1-6(2011)
- O.Hashimoto, A.Matsumura et al., “Hypernuclear spectroscopy at JLab Hall C”, Nucl. Phys. A 835, 121-128(2010)